2007年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年08月

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テレビ

引っ越し前のイレギュラーな気持ちの不安定さがそうさせるのか、それとも世間的にそういう時期なのか、なんだか夜更かしが止まらないこのごろ。一昨日は延々引っ越し先のネット環境に関する勉強・検討、昨日は選挙ステーションを最後まで観てしまった。今日は今日でこの時間まで何となく「カントリー・ミュージック・ソング ベスト100」などというDVDをかけながらぼやっとしている。

そうだ一昨日は「サタデー・ナイト・ライブ ベスト・オブ・アダムサンドラー」DVDも観ていたのだった。オペラマンとかコントとかはあまり面白くもなかったが、ふられた彼女との思い出を湿っぽく語るショウ(タイトル忘れた)は最高。あと、これを観てクリス・ファーレイを初めて知りこいつはすげえ面白い!と思ったのだけれど、調べてみると若くして他界していることを知った。非常に残念。

そろそろ荷造りを始めた方がいいんじゃないか、という心の声を柔かく流しつつ、何もやる気をなくさせる=何もやらなくても何となく時間を満たして行く、TVの魔法(麻薬か)に良くも悪くも流されているようだ。

| TVの | 03:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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続・引っ越しへの道

昨夜は珍しく焼き肉を食べ放題など頂いてしまい今日は体が少々おかしい。
食い過ぎただけかもしれないが。

明日はとうとう部屋契約の予定。数十万を懐にいれて行動しなければならないのは、慣れないだけに何とも不安だけれどまあそういうものなのだろう。

明日の契約が済んでも、まだまだ引っ越しまでにすることは多く、しかも全く関係のない予定も入っているので不安は尽きない。家賃発生は8/1からなのでなるべく早く越したいし。しかし相当暑いだろうから早いところエアコンも導入しないと厳しいだろうし。その他家電は?ベッドは?ネットは?うーん、もうなるようにしかならないとあきらめるしかないなあ。

まあでもいまのところ基本的には「楽しい」が勝っているので問題はないだろう。

| お部屋 | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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卒業

有名なのに未見シリーズ。マイク・ニコルズ『卒業』を観る。

中学に入学して間もなく、最初の音楽の授業で加藤という教師がとくに前触れもなく、俺はこれが好きなんだ、とサイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」と「サウンド・オブ・サイレンス」をかけ始め、有無を言わさず聞かされたことを思い出す。ああそうかそういう世代だったんだなあ加藤先生は。

思っていたよりコメディタッチで楽しめたけれど、いかんせんテクニカルな部分が前面に押し出されていて、それが少々鼻についた。

昨日観た『インランド・エンパイア』で流れていたのでベックの「グエロ」を改めて聴き直す。リンチとベックという取り合わせは意外にも親和していて驚いたのだけれど、よく考えればデルタブルースを独自の解釈で現代のロスの陽の元で歌い上げるベックなので、リンチと合わないわけもないよなあとも思うのであった。


| 映画 | 02:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インランド・エンパイア

恵比寿ガーデンシネマにてデヴィッド・リンチ『インランド・エンパイア』

今回は自分でもカメラを回しているリンチ、久しぶりにお行儀の悪い感じがある。音楽のクレジットは見逃してしまったけどアンジェロ・バダラメンティではないのかな。まるでまっとうな恐怖映画のスコアのようだったので地味に驚いた。

以下、走り書き。
観客が映画に、女優に託した夢のまた夢?
映画の光が照らす「INLAND EMPIRE」。
ローラ・ダーンの粘度みたいな顔!!

| 映画 | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初夏の軽い『めまい』

夜中に彼女が実家に遊びにきたので部屋で話していると、となりの部屋から姉が起きてくる。慌ててベッドに潜り込む彼女、何事もなかったかのように立ち去る姉。ぼくは横になって彼女を眺めている。彼女のそばに行きたいと思うが、起き上がったら彼女が消えてしまいそうな気がする。しかし、現にそこにいるのだからいなくなるわけがないと起き上がると彼女は消えてしまった。

ふと立ち寄った、あるデパートのような建物内のスペースで映画のイベントをやっている。その配給会社と思しきスタッフが拡声器でがなり立てている。
「何のために2列で行列作ってんのかちゃんと考えてみろ」
「もっと冷静になれ、バカじゃねえのか」
と、それがあまりにひどいので
「ひどい言いようだな、あんた達は何様のつもりだ?」
と文句を言う。

その後少々文房具屋などに寄り、うっかりクリップを大量に口に含んでしまったり、踊り場の階段に座り込んだりの後、会場に戻ってみるとその映画のイベントは終了したようで片付けが進んでいた。次のイベントのためかサッカーの中田のそっくりさんが会場入りし、まわりがざわついていた。

会場を後にし建物を勢い良く飛び出すと何故かそこはビルの谷間の絶壁となっていた。引き返したがなかなか建物の中に戻れなくなっていまい、パニックになり自ら状況を悪化させた結果、緊急用のはしごにつかまったまま宙づりになってしまった。その近くの窓からは中の様子がうかがえるのだが、なかはその建物の医務室のようなところであるらしくけが人などが運ばれてきている。自分が見ているその窓の近くでは白衣姿の木村拓哉と佐藤浩市(トヨエツだったかも)が談笑している。
室内の窓際には医療器具が置いてあり、窓からは入りにくく、中の雰囲気も自分が入って行く空気ではなく異様に気まずい。しかし手のひらは汗でヌルヌルになり金属製のそのはしごから、今にも手を滑らせ落ちてしまいそうだ。背に腹は代えられぬと、窓から無理矢理入り込む自分。少々あきれ気味な、軽蔑まじりの視線を感じる。そんな二人にぼくは泣きながら謝リ続けた。

そして泣きながら目が覚めた。


| 窓の外 | 07:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハイテンション

アレクサンドル・アジャ『ハイテンション』
もう1年(2年か?)以上前に2回ほど北米盤DVDで観ていて、おもしれえなあ血みどろだなあと気に入っていた映画だったんだけれど、日本公開時には行かずそれっきりだった。しかしちょと前に聞いた情報で、北米盤DVDと日本劇場公開版はカット版であり、フランス版のDVDと日本国内盤のDVDがアンレイテッド・ノーカット版だということを知り、それではと借りて観てみた。

前半のアレックスの家族が次々と殺害される場面。確かに以前見た時はなんだか物足りないというか片手落ちな気はしていたが、やはりカットされていたのか。とくに最初の、お父さんが殺されるシーンではタンスで首を切断されてしまうわけなんだけれど、そのインパクトのカットはなかったはずで、今回のDVDにはしっかり収録されていた。とにかく残虐シーンが観たいんだ、というわけでもないのだけれど最初の肝になる箇所だけに、カット版を観た時はなんだかおかしな気分になったのも事実。これですっきりした。

アレクサンドル・アジャがこの『ハイテンション』の次に撮ったのが傑作『ザ・ヒルズ・ハヴ・アイズ』。そろそろ日本でも劇場で観られると良いのだけれどもなあ。


| 映画 | 06:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ドラキュリアン

同僚のM君に借りたビデオ、フレッド・デッカー『ドラキュリアン』を観る。
ちょうど25周年ということでこの映画が北米盤でスペシャルエディションDVDが発売されていて、話題にのぼった際に、上司が「これはグーニーズ好きにはたまらない映画である」と話していたのを聞いて少々気になっていたところM君が持っているというので貸してもらった。

その話題があるまで完全にノーチェックだった映画だけれど、なるほど子供アドベンチャー映画好き、そして無論ホラー好きにはたまらない要素たっぷりの傑作だった。狼男、半魚人、ミイラは出番が少ないながらもしっかりとした造形と存在感で魅力的だし、なんといってもフィービーがかわいい。フランケンシュタインとフィービーが手をつないでいるのを観ているとそれだけで泣けてきてしまった。

| 映画 | 04:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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引っ越しへの道

ずいぶん前から計画していながら、まあダラダラダラッダラしてしてたんで一向に進展のなかった部屋探し計画なんだけれど、ようやっとネットで見つけた情報たよりに新宿の不動産屋の門を叩いた。

まあしかし、ネットで晒されている情報などろくなものではないと経験的にわかってはいたのだが、さんざん調べていった中野区周辺の安価な物件はどれもやはりいろいろ難しそうな条件がついたりなんだりで早々に除外される。もはやどんな条件だったか憶えていないのが自分でも恐ろしいが、たぶんフリーターはダメとかそこら辺も含まれていたはずだ。

そしてずんずん不動産屋のお兄さんに出してもらった情報の中に杉並区の良さげな物件を見つけ話を聞くと、ここは交渉次第で家賃を5千円は下げられるのですごくお買い得である、とおっしゃる。ほう、それでバストイレ別で駅から5分は確かにお買い得であるなあと思い、内見を申し出る。

今日は忙しいので一人で行ってきなさいとお兄さんに送り出され、その部屋を扱っている地元の不動産屋を紹介される。駅近くにあるその不動産屋を訪れ紹介された旨を伝えると、近いから歩いて行きましょうと提案されたので素直に従う。はい、と。

確かに近い。駅から5分と言われて文句はない。中はしごく普通。普通のすごく古い和室が展開されている。しかし風呂トイレ別、CATVのケーブルも引かれている。なるほどこれはお買い得に違いない。エアコンがないがそれは自分でつけることにしよう。

不動産屋さん達にはなめられたくなかったので結構まわっていると嘘をついたが、今回の計画では間違いなく今日初めて不動産屋の門を叩いたのであり、もちろん内見も初。一個目で決めていいものか?即決=初心者、みたいな図式が頭をよぎる。しかし確実に条件はいいようす。少々考えさせてくれと、街並を観ようとそこら中汗だくで歩き倒したが、結局再度不動産屋を訪れ、申し込みを済ませる。部屋探しなんて誰もがいつも初心者みたいなもんさ。へっ。

今日のところは大家さんに連絡がとれなかったため、今日は手付けもくそもなかった。
ということで、どうやら自分はその物件へと引っ越すようだ。

さあ、準備だ準備だ。
まずはツタヤ半額で借りたビデオを見てしまうことから始めよう…。

| お部屋 | 23:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ

昨日は異様な盛上りを見せていたのだけれど結局、一時間ほど観たところでさすがに限界となり寝てしまった。ので引き続いて今日、池広一夫『無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ』、シリーズ最終作を観る。例によってネタバレ。

男達に手ごめにされそうになっている女、お八重を助けた丈吉は忠治を探し甲州路を旅していた。その道中丈吉は、忠治より丈吉殺しの依頼を受けた風車の小文治という男が、こちらもまた男に襲われそうになっている女、おはるを助けるため下初狩の唐三親分の客人である浪人と勝負しているところに遭遇する。小文治はその男が丈吉だという事を確認するがすぐに勝負はつけず、道連れとなり甲州路を進む。しかし小文治は胸の持病が悪化し病に伏せる。丈吉は小文治の看病をするが屋外ではなす術もなく、小文治が助けた女が女将をつとめる旅籠へと連れて行く。なんとか匿ってもらうことになるが、しかし唐三親分の息のかかった縄張りの中で、二人はつけ狙われる。そんなある時おはるが唐三親分にさらわれ、小文治は助けに向かうが失敗し、殺されてしまう。丈吉は無念の思いを抱き旅を続ける。

まず、昨日観始めて、ああ無理して朝まで観てて良かった、と思ったのがお八重=安田道代の登場。この時期になると少々歳をとってきたかなという感慨もないではないけれど、安田道代は出てくるだけでご褒美だ。

しかし今回はトリロジー最終章なはずだけれどなにか番外編のような内容にちょっと唖然。前作、前々作で出てきたキャラはほとんど出て来ず、大ボスだと思っていた忠治も出てこないまま映画は終わる。しかも今回初登場の風車の小文治=夏八木勲がかなりフィーチャーされていて主役かと見紛うばかりの活躍っぷり。
ちなみに必殺技は腕をぐるぐる回した挙句の包丁投げという、子供が考えたような味わい深いもの。

お八重が嫉妬するほどの友情を発揮する丈吉の中で、忠治に対する復讐の念に某か変化があったのか、小文治と過ごす時間の中で昇華されるものがあったのだろうか。男色に開眼したのだろうか、うんぬんかんぬん。
まあ何はなくともこれでシリーズは終わり。原作読んでみようかな。

あとスプラッター度は、前二作に比べて格段にアップ。これならスプラッタ時代劇と胸を張っていえる出来。何だ出来るじゃんと一瞬思ったが、待てよ前二作はあえてやらなかったのではないだろうかとも思う。邪推するに、プロデューサー的には『子連れ狼的』な鮮血飛び散る時代劇をやりたかったが、前二作の撮影監督であらせられる宮川一夫大先生はそういった描写に難色を示したのではないかと考える。今回の撮影は岡崎宏三なのでプロデューサーの思惑通り血みどろにすることが出来た、ということかもしれない。検証のため同じく宮川大先生が撮影を担当された『子連れ狼 親の心子の心』を観てみようかなと思う。

| 映画 | 06:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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無宿人御子神の丈吉 川風に過去は流れた

今日は調子に乗って、この間の急性胃腸炎以来断っていた日本酒を飲みながら映画を観ていたので、すぐ眠くなるだろうと思っていたが何故か眠くなるどころか目が冴えてきてしまったので、引き続き池広一夫『無宿人御子神の丈吉 川風に過去は流れた』を観る。ちなみに前回もそうだったけれど、今回もネタバレしてます。一応書いておく。

今回は丈吉がいきなり無理をして、長五郎(かいうんは開雲と判明)も参加している親分衆の集まる花会に殴り込み、失敗。韮崎の重三郎親分の一声で一命はとりとめるが、この一件で関八州の親分衆から煙たがられ賭場への出入りも出来なくなる。そこに矢代の梅蔵(漢字はいい加減)親分が助け舟を出し、金と引き換えに重三郎の娘おゆきを韮崎に送り届ける仕事を丈吉に依頼する。しかしその道中丈吉に恨みを持つ美濃吉におゆきが殺されてしまう。韮崎に着いた丈吉は重三郎に事の次第を告げ、重三郎は憤りながらも丈吉に仇である長五郎、忠治の居場所を伝える。向かった旅籠に二人の姿はなかったが、そこに現れた長五郎の息のかかった一家の思惑をうまく利用し長五郎をおびき寄せた丈吉は二人目の仇を討つ事に成功する。

前作、今作とも女性キャラの扱いは、映画の前半を共にした女性は中盤、慰みものにされたあげく殺される。そして後半登場する女性は丈吉に好意を持つが丈吉は仇に夢中でそれどころじゃない。仇を討った後もそれほど余韻を残すわけでもなく、丈吉は自分に未練を残す女性を尻目にスタスタ去っていく。
1作目は前半が北林早苗で後半が松尾嘉代。2作目は前半が中野良子で後半が市原悦子。
後半の二人のないがしろにされっぷり、丈吉にかまってもらえなさはなかなか見もの。

あと1作目と2作目の殺陣時のスプラッタ度だけれど、ときたま思い出したように大流血があったり腕が飛んだりすることはあるけれど、基本的なラインとしてそれほど血は出ないタイプ。そして原田芳雄の刀の構えは順手ではなく逆手の座頭市タイプ。

とうとう次は最終章、国定忠次との決闘か。疾風の伊三郎はどう絡むのか、またしても前後半で女性キャラが二人登場するのかと興味が尽きないが、本当に今から観るのかおれは。観たら朝だぞ仕事だぞあしたは。

しかしここまで来たら観るしかあるまい。


| 映画 | 04:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた

池広一夫『無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた』を北米版DVDで観る。
「木枯らし紋次郎」の笹沢左保原作、原田芳雄主演の時代劇。

名の知れた渡世人である御子神の丈吉は刀傷を背負ったまま雨の中旅を続けているところを、ある食堂のお絹という女将に助けられいい仲になる。しかしそのお絹は如来堂の九兵衛とかいうん(漢字ワカラナイ)の長五郎という親分二人からラブコールを受けるモテモテ状態の女だったため丈吉は逆恨みを買う。しかし二人はその手をかいくぐり、他所へと逃げ所帯を持ち子供ももうける。丈吉は細工師として堅気の生活をしていたが、ある日お絹と息子が九兵衛と長五郎、そして国定忠次に殺されてしまう。丈吉はいま一度、ドスをとり無宿人御子神の丈吉として復讐を誓い、九兵衛の元へと殴り込んだが、そこへ草蛙を脱いでいた客人、疾風の伊三郎の返り討ちにあう。川に転落し傷を負った丈吉は、ある湯治場で療養していたところ…。どうも丁寧に筋を全部書こうとしていたら面倒くさくなってしまった。
ええと、その後、その湯治場近くで悪事を繰り返す青鬼という荒くれ者を天狗という素性のわからない男と退治して、国定忠次の現在地情報を得てそこへ向かうが騙され殺されかける。が今度は疾風の伊三郎に助けられ九兵衛を殺しひとまず仇を討つ事に成功する。残る仇は長五郎と忠治の二人だなという伊三郎の言葉に続編を匂わせて終わり。

調べてるとネット上でこの映画に関する情報があまり見つからなかったので、あらすじを書いとこうと思って書き始めたんだけれど、なかなかあまり上手に書けないもんで後半は簡略化。

『子連れ狼』の亜流的なシリーズであると誰かに聞いた事があり、そんなつもりで観始めたのだけれど特にそんな感じも受ける事はなかった。アクションは一定のレベル以上のもので楽しんだし、これと『子連れ狼』の三隅研次のアクションを比べても意味はないでしょう。

原田芳雄はなんだか終始ボーッとしている様子で、時にそれが過ぎるとなにか麻薬中毒者のようで心配になってくる。そのうち、うつ病患者のようにも見えてきた。大丈夫なのか。

ちなみに疾風の伊三郎は中村敦夫。黒いアイパッチに黒い笠なんてかぶっちゃってジャック・スパロウみたいでカッコ良い。ところで中村敦夫は昔たしか植毛だかカツラだかのニドーという会社の広告(憶えているのは電車の中吊り)に出ていた気がするのだけれど、自分の中で勝手に作った記憶だろうか?カツラなのだろうか?







| 映画 | 02:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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"BACK IN YOUR BLACK"RELEASE PARTY

今日は何とか雨も降らないような予報だったので外に出る。いらないCDを売りに行き、そのまま三茶へ赴きDVDとCD2枚買う。ブックオフでもちょうど欲しかったDVDが安価で並んでいたので、まんが二冊雑誌三冊と会わせて購入。

その後、新宿へ。ロフトにてBAREBONESのレコ初ライブ。対バンはBorisとMAD3。
今日はほとんど飯を食っていなかったのでドリンクチケットでもらったビールが速攻でキマり、なんだかふらふら。そんな状態で臨んだのが功を奏したのか、初っ端のBorisの爆音がひどく気持ち良い。いや、いつも気持ち良いのだけれどね。

そしてMAD3は、ラウンジで元同僚のMさんと世知辛い仕事の件などお話をしていたのでスキップし、今日のメインBAREBONES。ここのところ2ndアルバムも結構聴いていたのだけれど、やはりライブはCDの8千倍くらいカッコいい。なかなかこういう空気、勢いをCDに乗っけようというのは難しいのかなと思う。何にせよ相当な盛り上がりで、端の方でふんふん冷静に観ていた自分も、ついつい手を上げて首振ってた。

例のごとく家に帰ってきた現在も耳がキンキン状態、なんかわかんない音が聞こえてます。

| 音楽 | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山田太一ドラマスペシャル 星ひとつの夜

引き続きHDレコーダー内の消化作業。先々月に放送された山田太一ドラマスペシャル「星ひとつの夜」を観る。

山田太一のドラマに関しては、昔いくつか連続ドラマも観ていたが、最近はスペシャルの二時間枠でやるドラマは事前に気づけばとりあえず観る(録画する)程度。
なので決して熱心に観ているわけではないけれど、普段それほどテレビを見ない自分としてはTVの楽しみのひとつであったりする。

この人のドラマは良くも悪くも基本、会話で進んでいく。言葉が物語を転がし言葉が物語を収束させる。なので観たあとにあのシーンが良かった、と頭に残る映像的なシーンというものは思い浮かばない。何カ所か、会話をする舞台が用意されるだけだ。

まあだからといってドラマの質が落ちるわけではない。愛に飢えた孤独な人と人が、ただ傷を舐め合うというなまっちょろいだけではない関係を築こうとする、そして「愛はお金では買えない」という至極真っ当なテーマを真摯に扱っている点でも好感が持てるし、キャラクターの造形も魅力的だ。TVで2時間鑑賞するには、なかなか贅沢な作品ではあると思う。



| TVの | 15:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チアガール VS テキサスコップ

ここのところ休みの日はいつも雨なので外に出るのがついつい億劫になって、結局家でDVDやらを見続けることになる。まあそういう時期なんだろう。

録画しておいたスティーヴン・ヘレク『チアガール VS テキサスコップ』を観る。基本的にチア映画は大好きなので以前から気にはなっていたのだけれど、タイトル(邦題)のあざとさが鼻につきなかなか観る気が起きなかった。今日はレコーダーのHDがいっぱいになってきているので消化しなければという別次元のモチベーションから観ることにした。

で観てみたところ、全く期待していなかったことも手伝ってか、かなり面白かった。
殺人事件の目撃者となったチアリーダー5人と彼女達の護衛をするため共同生活をすることとなった堅物のテキサスレンジャー。世代間の、そしてチアリーダーとレンジャーという職業(?)間のギャップを楽しむ、言ってみればベタなコメディ。しかし冒頭の分割画面で描かれるアクションに始まり、その演出は非常にスピーディでいて過不足がない。

そしてこの映画はしっかりとチアリーディングの本質にまで言及しているのも興味深い。

「サミュエル・L・ジャクソン、サンドラ・ブロック、キャメロン・ディアス、マドンナ、ハル・ベリー。そしてフランクリン・ルーズベルト、ロナルド・レーガン、ジョージ・W・ブッシュや我らがリック・ペリー(テキサス州知事)までみんなチアリーダーだったのよ」
「チアリーディングはポジティブ思考の権化」

これを聞いてなんだか妙に納得してしまった。
いままで見聞きして知っていることは、アメリカというところはどうも躁状態でいることを強いられる社会のようだということ。だから「ポジティブ思考の権化」であるチアリーダーは学校という社会のヒエラルキーにおいて上位に位置する事が約束されている。また前者のセリフからわかる通り、それはもはや歴史に根ざしたものでもある。

しかし強い陽差しの下には、濃い影が出来るもので、躁状態でいられないものは事の大小はあれ社会から弾かれてしまい、そこに深い闇が生まれる。
スラッシャー映画において、頻繁にチアリーダーが殺されるのもそのためだろう。

またなんでそんな事まで考えてしまったかと言ったらこの映画がタイトルにもある通りテキサスを舞台にしてるから。『悪魔のいけにえ』の舞台である事はもちろんブッシュ大統領親子の出身地であり、メキシコとの国境線を有するこの土地は、どうもアメリカの中にあって非常に異彩を放つ場所であるようだ。
映画的にも。

まあ、とにかくこの映画は傑作だったのでDVDを買おうと思いますよ。

| 映画 | 12:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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地球に落ちて来た男

ニコラス・ローグを観る夜、第三夜は『地球に落ちてきた男』。
全二作の経験上、退屈するだろうなと思って観始めるが、意外にそんなこともなく興味深く鑑賞した。やはりデヴィッド・ボウイの異形ぶりは相当なものだと感心する。全体的な映画のトーンはピンクフロイドを想起させるような(アルバムで言えば「Meddle」あたりの)静謐ながらも決してドライではなくドラマティックな横長の風景。砂漠を感傷的に眺める、みたいな視点。

中盤、年をとったメリー・ルウがトミーの部屋を訪ねてきて、再開するまでのシークエンスがとても良かった。それだけに、ラスト、トミーの「メリー・ルウはどうしている?」ということばが何気なく心に響いてくるのだった。

| 映画 | 06:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニール・ヤング・オールナイト、そして夜が明けた。

雨の中バイトを早くあがり、一路吉祥寺へ。整理券をとったあと、たまたま来ていた友人と近くの大戸屋で夕ご飯を食べる。そこの大戸屋は、どうも建物自体が古いらしくチェーン店らしからぬぞんざいな内装と土曜にもかかわらず(土曜だからか?)閑散とした店内。壁などはまるで古い銭湯のようだ。その成り立ちは想像するに歪だけれども、居心地は良い。
雨は降り続けているが、まだ暴風雨と言う雰囲気ではない。台風はどうしたのだろう。

上映は『ハート・オブ・ゴールド』『今宵、フィッツジェラルド劇場で』『ラストワルツ』『イヤー・オブ・ザ・ホース』。ジョナサン・デミ、ロバート・アルトマン、マーティン・スコセッシ、ジム・ジャームッシュ…。

予想通り二本目以降は一本につき10分位ずつ寝てしまったが、『ハート・オブ・ゴールド』は全く眠気が襲ってくることもなく、いちいち鳥肌をたてながら観ていた。「カムズ・ア・タイム」を歌う前にニール・ヤングが言った二コレット・ラーソンに捧げるという言葉に、ちょっと泣いた。

『ラストワルツ』は以前観た時にはそれほどの感慨もなかったんだけれど、今回は初っ端からカッコ良すぎてやられてしまった。

やはりでかいスクリーンとでかい音で観て聴くという体験は、家でDVDを観るそれとは全く異質であることを改めて思い知らされた。

吉祥寺を出るときにも雨はそれほど強くはなく、濡れることなく井の頭線に乗り込み、ニコレット・ラーソンの1stを聞きながら眠るでもなく呆けていたけれど、渋谷に着き駅を降りると、あまりにも小さいビニール傘を呪いたくなるような土砂降りになっていた。


| 音楽 | 18:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニール・ヤング・オールナイト

行けそうにないなとあきらめかけていたが、どうしても『ハート・オブ・ゴールド』が劇場で、スクリーンで観たい、と矢も楯もたまらず前売り券を買ってしまった。

明日も明後日も仕事だけれど、これでもう強行軍で吉祥寺まで出向くしかなくなった。二本目三本目あたり寝てしまう気配は濃厚だけれど、とにかく一本目の『ハート・オブ・ゴールド』が観れれば良いのです。

にしても早く寝なければ。



| 映画 | 02:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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THE COMPLEX SESSIONS

こないだ三茶で買ったビデオ、ジョナサン・デミが監督した『ニール・ヤング&クレイジー・ホース コンプレックス・セッションズ』を観る。

実質三十分に満たないスタジオライブの模様を収録している。傑作とは言い難いけれど90年代ニール・ヤングひとつのターニングポイントであると思うし、個人的に意外とよく聞いている「スリープ・ウィズ・エンジェルズ」からの4曲。あまりに短いけれど、とても良い。

同じくデミが監督した『ハート・オブ・ゴールド』が今週末オールナイトで上映されるそうだけれど、どうやら行けそうにない。せめてレイトで一週間ぐらい出来ないものだろうか、出来ないのだろうな。残念。

| 音楽 | 02:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SYD BARRETT

この間、昼休みにそこらの音楽店をうろついていた時に20%オフになっていたので買ったシド・バレット映像集DVDを観る。

思った通り大半が観たことのある映像で、しかも前に観たときのDVDより画質は落ちるという代物。けれど色々まとめて入っているのでこれはこれでよしとする。シドの初めてのトリップ映像というのは聞いたことはあったが見たことはなかったので見たかったのだが、いざ見てみるとそりゃ大したものではなくて、がっかりかというと、まあこちらもそれほど期待していなかったのでこんなもんかと変に納得してしまう。

限定の特典というかたちで入っていたBBC製作のドキュメンタリーはシドの、ではなくピンクフロイドのだった。これもよしとする。

| 音楽 | 01:21 | comments:59 | trackbacks:0 | TOP↑

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赤い影

ニコラス・ローグの2本目は『赤い影』。ヴェニスを舞台にしたサスペンス。どことなく『ローズマリーの赤ちゃん』を想起するようなただならぬ雰囲気は醸しているのだけれど、どうも退屈。ラストにドナルド・サザーランドが「赤い影」を追って迷い込んでしまう場所は、まるで地獄の入り口のようでなかなかよかった。

ジュリー・クリスティがきれいだなあなんて思って観てたけれど、よく考えると女優さんなんてみんなきれいなもんだよなあ。

| 映画 | 19:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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パフォーマンス

とりあえずさっきの『呪われた血』で第一回40年代ハリウッド映画特集を終え、今度はイギリス映画特集第一弾、ニコラス・ローグ監督レトロスペクティブを始め、まずはドナルド・キャメルとニコラス・ローグ共同監督の『パフォーマンス』を見る。

若き作家の才気走るセンスという感じなのか、40年代のハリウッド映画を続けて観ていたのでしょうがなくもあるが、なんか変な映画だなあと思う。
ストーンズに関してはそれほど詳しくないので、この時期のミック・ジャガーのこういったかたちでの映画出演はどれほどの価値があるのか定かではないけれど、流石に扮装したり、マイクを持ったり、パフォーマンスをするミック・ジャガーは相当カッコいいしオーラ出まくり。だけれどその他の演技の時は結構普通。死体姿もよかった。

| 映画 | 17:08 | comments:58 | trackbacks:0 | TOP↑

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呪いの血

ルイス・マイルストン『呪いの血』。
ホラー映画のようなタイトルだけれど、そうではない。そうではないがなかなか怖い。ロバート・ロッセンが脚本で参加している。
屋敷にまつわるある忌まわしい記憶を共有する幼なじみの少年二人と少女が一人が大人になり再開しドラマが始まる。そして今は屋敷の当主となったかつての少女が、正気を失いその忌まわしい事件を繰り返そうとする。そんなお話。
ドラマの中で階段が非常に重要な役割を果たしている。ひとりの少年は手すりを華麗に滑り降り、少女は人を突き落として立ち尽くし、もう一人の少年はそれを見ていることしか出来無い。成長してもそれは変わらない。

バーバラ・スタンウィックがヴァン・ヘフリンに襲いかかる時の形相は常軌を逸して恐ろしかった。リザベス・スコットの美しさは「ありふれた」美しさではあるけれどやっぱり美しい。

| 映画 | 14:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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暗い鏡

ロバート・シオドマク『暗い鏡』。フィルムノワールで最も重要なのは言うまでもなく悪女の存在なのだが、この『暗い鏡』ではその悪女が二人、しかも全く同じ顔を持つ双子として登場する。もうその設定だけでなんだか面白くなりそうな雰囲気だ。双子それぞれの性格の違いがだんだん見ている側にもわかってくる中盤以降からラストにかけても見事な展開で飽きさせない。
また、日常のすぐ隣にある「狂気」、「闇」というものの存在が作品全体にそこはかとなく漂っているのも魅力的。

しかし、昨日見た『アタラント号』のミシェル・シモン、『裸の街』のバリー・フィッツジェラルドや今回のトーマス・ミッチェルなど、この頃の俳優さんはみんな個性的な顔で楽しい。

| 映画 | 08:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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郵便配達は二度ベルを鳴らす

テイ・ガーネット『郵便配達は二度ベルを鳴らす』。
何回も映画化されている有名な作品だけれど、どれも見たことがなかったので最初の映画化テイ・ガーネット版を観てみる。
なんといってもジョン・ガーフィールドとラナ・ターナーが非常にいい。口紅に始まり口紅で終わるラナ・ターナーの美しさと恐ろしさに、そして破滅に向かわずにはおれない奇妙な魅力を放つジョン・ガーフィールドに魅了された。

ラナ・ターナーのひとつの決意によって物語がゆっくりと音をたてて転がり始めるあたりはちょっとゾクゾクした。

| 映画 | 00:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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横 浜×中 日11回戦

横 浜 × 中 日 11回戦@横浜スタジアム
19時から21時半前までTVKで中継。TVKも昔は18時過ぎから中継してくれたものだけれど、もうだいたい19時からが普通になってしまったのか。金を払ってJ-SPORTSを観ろってことか。

試合は土肥がなかなかいいピッチングでぽんぽん進むが、なんだかわからないうちに点を取られ、なんだかわからないうちによくわからない外人などに押さえられ敗戦。
横浜の打撃陣はそれほど悪くないように見える(特に吉村とか)し、良いあたりを飛ばしているように見えるんだが、なんだか捕られる。主に福留に。結果を見てみると驚いたことに27のアウトのうち10がライトフライだった。中日のライトが佐伯だったら大量得点できていただろうに。残念でした。

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ファンダメンタル・ホラー宣言

小中千昭『ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言』を読了。
Jホラーのオリジネーターの一人である小中千昭氏による貴重なホラー映画構造論。黒沢清、高橋洋の著作や、またJホラー好きなら一度は耳にしたことのあるだろう「小中理論」が明文化されているだけでも非常に貴重な文献となっている。以前に興味を持ち小中・鶴田コンビの「本当にあった怖い話」など観漁ったこともあるだけに、そこに至る過程などが事細かに書かれているので非常に興味深く読めた。高橋洋、清水崇との対談も楽しく読めたが、どうせなら今回のマスターズ・オブ・ホラー日本代表として参加している、盟友鶴田法男との対談もあったら最高だったのだけれど。

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深夜復讐便

続けてジュールズ・ダッシン『深夜復讐便』。
青果市場が主な舞台になるフィルムノワール。リチャード・コンテ=ニックの若造らしい詰めの甘さに少々イライラするストーリー展開はまあいいとして、車がパンクするに至るあたりの描写や、ニックが暗がりで襲われる場面などの緊迫感にワクワクする。
ヴァレンティナ・コルテーゼのすれっからしな悪女っぷりも良かった。

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裸の町

ジュールス・ダッシン『裸の町』を観終わる。非常に面白い。
’裸の町’ニューヨークで起こったひとつの殺人事件。美人モデルの死体が浴槽で発見されるというスキャンダラスな事件を捜査する刑事達。それを、冒頭でプロデューサーのマーク・ヘリンジャーが語る通り、時にまるでニュース映画のように描写する。
この間観た『砂の器』もそうだったが、刑事達はとにかく捜査する。証拠を集め、人間関係を洗い出し、人を探し出し、逮捕する。それを丁寧に描写し見せられることだけでこんなに面白いのだ。

これもナレーションにあった通り、ニューヨークでのロケーション撮影が多く、街の実景も素晴らしいショットがたくさんあり、ニューヨークの街を立体的に感じることが出来るのもまた大いに楽しんだ理由のひとつ。

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アタラント号

続いてジャン・ヴィゴ『アタラント号』を観る。濃い霧に包まれて出航するアタラント号、パリで離れた二人の寝姿のオーヴァーラップ、そして水の中に見える愛。観て良かった。

ひったくりにあった後ディタ・パルロの鞄が肩掛けになっているのがかわいい。ねこも。

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新学期・操行ゼロ

今日明日は連休をとり部屋探しをするつもりだったけれど、ビデオをしこたま借りてしまったこともあり、また完全なる雨の予報を言い訳にしつつ、またも引きこもりとなる予定。

まずはジャン・ヴィゴ『新学期・操行ゼロ』。いままで見逃し続け、恥ずかしながら未見だったジャン・ヴィゴの中編。ああ、観て良かった。あまりにも鮮烈な少年達の反乱。トリュフォーやユスターシュも夢中になったんだろうな。
ジャン・ヴィゴが亡くなったのは29歳。いま自分が29歳のうちにこの映画を観ることが出来てよかった。

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スパングリッシュ

とにかくアホみたいにいろいろツタヤで借りてしまったため、寝る間を惜しんで映画を観なくてはならなくなり、とりあえずダナ・ラスティグ『ジェニファー・ラヴ・ヒューイットの セレブリティ』というテレビ映画を観ることにしてみたけれど、なんというかあまりに類型的なラブコメの構造にのっとった映画(それ自体は悪いことではない、むしろそれを求めて観ているんだから)なのでそれほど楽しむことは出来ないまま時間だけが経ち、映画が終わる。ジェニファー・ラヴ・ヒューイットは嫌いではない。

その後、途中で寝てしまうかもしれないなと覚悟しつつジェームズ・L・ブルックス『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』を見始める。前情報などである程度は覚悟していたのだけれど、これが寝るどころではないほど非常に楽しめた。観終わった今、夜が明けようとしているにもかかわらず目が冴えてしまっている。

パス・ベガの魅力ももちろんだけれど、やはりアダム・サンドラーという人はただ者ではないのだと思う。
初めて観たのは確か『ビッグ・ダディ』、予備知識としてSNL出身のコメディアンということは頭にあったのでそのつもりで観ていると拍子抜けしてしまった記憶がある。極端な動きや表情、下ネタやギャグなどが炸裂するんだろうと思っていると、なにか気の抜けるような飄々としたというかダラダラとしたというか、かといって間が抜けるほど気は抜けていないというような演技。暖かいわけでも、冷たいわけでもない、というか。不思議な存在感に驚いた。

そしてそんなアダム・サンドラーが演じる役というのはある意味、主役ではなく引き立て役のような役割が多いように思う(もちろん商業的な意味では完全に主役である場合が多いけれど)。たとえばドリュー・バリモア(『ウェディング・シンガー』『50回目のファーストキス』)が、ジャック・ニコルソン(『N.Y.式ハッピー・セラピー』)が、囚人チーム(ロンゲスト・ヤード)が強い個性で存在する世界に登場し、その世界を愚直に映し出す鏡というか触媒というか、そんな役割が与えられることが多いように思う。今回もその図式が当てはまる役柄で見事に役割を果たしていた。そしてパス・ベガがしっかりとエロかったのもとてもよかった。

そして、まだ観ていないので何ともいえないけれど、見聞きした話を総合すると『大日本人』に足りなかったのはアダム・サンドラーなのではないかと勝手に仮説をぶち上げ、アダム・サンドラー出演版『大日本人』をこれまた勝手に妄想してみたりするのでした。

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ゾディアック

ここのところほとんど劇場に足を運ぶことはなく、家に閉じこもってDVDばかり観ていたのだけれど、昨日同僚のMくんから、今ぴあ最新号を持って歌舞伎町で映画を観ると1000円で映画が観られる上、半年間いつでも1000円で観ることの出来る歌舞伎町シネシティのメンバーズカードをもらうことが出来る、との情報を得てさっそく朝も早よから家を出て新宿へ。ジョイシネマにてデビット・フィンチャー『ゾディアック』を観て、無事カードをゲットする。劇場内ではたまたま冷房が直であたる席に座ってしまったようで、寒くてまいった。

その後ユニオンでCDを買い、ツタヤでビデオをしこたま借り、三茶へ移動してDVDとビデオを買い、そこからバスで帰宅。
するや否や、復習ということでトム・ハンソン『サンフランシスコ連続殺人鬼(原題:THE ZODIAC KILLER)』を観る。かなり事件に忠実に作っているようでフィクションとして観ると脈絡のない殺人が繰り返されるように見えるが、『ゾディアック』を観て事件について知識を得た後に観てみると殺害シーンの描写など中々出来が良く興味深く観れる。

そして今TVでやっていたアントワーン・フークア『ティアーズ・オブ・ザ・サン』を観終わる。シールズの活躍が描かれるということで特殊部隊マニアの上司に以前より勧められていたのだがようやく観ることが出来た。しかし最近はこの種類のアクション映画(戦争映画ということではなく)のアクションシーンを観てもどうもピンと来なくてボーッとしてしまうので、シールズだかなんだか。元々はダイハード4作目の企画のひとつだったらしいということも聞いたけれど、どこをどうすればここにジョン・マクレーンが登場できるのか全く見当がつかない。

こうなったらこの後は、ダーティハリーを観てしまおうかと思いつつも、朝が早かったせいか少々瞼が重くなってきているようだ。



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勝手に逃げろ/人生

ジャン=リュック・ゴダール『勝手に逃げろ/人生』。
そろそろ手に入りにくくなりそうだったので、この間無理して買ったゴダールBOXから。アンプに繋げてスピーカーを通せるようになったのだからこれは良い音で聞けると思い、去年(一昨年?)は劇場で2回観てとにかく心動かされたこの映画を観ることにする。

スクリーンで観るのはもちろんいいんだけれど、DVDで家で観るのもやはりいい。この映画に関しては、好きな場面、印象に残るシーンというかたちで挙げるのは難しい。ほぼ全てのカットに感じ入り、光に感動し、音に圧倒される。ただ、いつも言葉は素通りしてしまうのだけれど。

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そして誰もいなくなった

ルネ・クレール『そして誰もいなくなった』。
バタバタ人が死んでいくにもかかわらず、のほほんとしている残された人々。特にウォルター・ヒューストンのなんだか分からないが余裕たっぷりの様子がやけに印象に残る。

全体的にポンポンとテンポよく進んでいき、なかなか心動かされるような場面もなくするりと終わってしまった印象。根本的にこういう謎解きを中心に据えた推理ものというのは、なかなか映画として面白くするのは難しいのだろうなと思う。

ルネ・クレールのフィルモグラフィーを見てみると、『幕間』しか見ていない自分に気づいた。いやはや。

見終わってすぐ寝たので、『そして誰もいなくなった』男子校の中学生バージョンの夢を見た。ほとんど覚えてないけれど。

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悪魔のしたたり

ジョエル・M・リード 『悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス』。
流石に歴史に名を残している作品らしく、由緒正しき見世物映画で見応えは充分。噂には聞いていた女性のケツを的にダーツをしたり、女性の指をチップにバックギャモンをするなど極悪下劣な描写もなかなか。ストーリー部分も、金に汚いイタ公刑事を中心になかなか皆さんキャラが立っていて意外に楽しめる。

ホドロフスキー『ホーリーマウンテン』やブラウニング『フリークス』なんかより、個人的にはこの『悪魔のしたたり』の方が圧倒的に好みだ。圧倒的に頭の悪い意見な気もするが。

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巨 人×横 浜11回戦

工藤がのらりくらりと0点に押さえるも援護無く、7回に吉村のホームランで先制するも裏で中継ぎがボコボコに打たれ5失点。結局そのまま。G+と地上波で久々に全イニング観ることが出来たのに残念。やはり仁志は巨人戦はまるでダメ。そして逆に谷は横浜戦、常に打っている気がするんだがどうなんだろうか。

収穫は工藤のカーブがそこそこ良かったこと、吉村のホームラン、下園を初めてみたがなかなか元気なスウィングをしていたこと。
下園は守備はうまいんだろうか。今の横浜の外野手備陣を見ると、どの組み合わせでもこころもとない(下窪もうまいとは到底思えない)ので「守備の人」の登場が待たれる。

しかし吉村がホームランを打つと5-1で負けるジンクスが出来上がりつつあるのが恐ろしい。確か三試合連続。

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レインマン

バリー・レヴィンソン 『レインマン』。
シンシナティからロサンゼルスへと向かうロードムービー。
天の邪鬼で単細胞だったので、今まであまりに有名なこの映画を観る気が起きなかった。しかし、有名無名が映画の価値を決めるわけではないし、アカデミー賞をとったかとってないかもあまり関係ないな(要は有名でアカデミー賞をとる映画に良い映画などないと思っていた)ということもわかる歳になってきたので観てみた。

思ったほどあからさまな湿っぽい描写もなく、嫌な気分になること無く観ることができた。ばさっと終わるラストもどことなく70年代の映画のようで悪くない。これハル・アシュビーが撮ったら面白いんじゃないかなんて思ったり。

調べてみるとシンシナティからロサンゼルスというのはものすごく遠い。それだけにアメリカならではの横長で変わり映えのしない退屈な、しかし魅力的な風景が写し出されることになる。時折はさまれる超ロングショットの風景にラース・フォン・トリアー『奇跡の海』の同じようなロングショットを思い起こした。

| 映画 | 20:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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砂の器

松本清張×野村芳太郎『砂の器』。これを観たいがためにここのところ松本清張×野村芳太郎の作品を続けて観てきた。

秋田、島根、伊勢、金沢、大阪。丹波哲郎=今西栄太郎がとにかく捜査をする。これでもかというくらい捜査をし、犯罪を立証するための証拠=言葉をひとつひとつ探し出し積み重ねていく。『ゼロの焦点』でもそうだったけれど、捜査の過程を非常に丁寧に描写していく。刑事ドラマの手本のような作品。

先ほどもかいた通り、捜査をする場所が多岐にわたるため、その場所場所の風景が説明的というかガイドブック的になってしまうきらいはあるけれど、それはそれで楽しめば良いとも思える。

しかしラストの字幕による説明はあまりにも蛇足。興ざめしてしまった。

| 映画 | 14:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゼロの焦点

昨日に引き続き、松本清張原作、野村芳太郎監督コンビの『ゼロの焦点』を観る。今回は、上野に始まり主な舞台は能登。非常に通俗的な意味でのサスペンスらしいサスペンス。後半の三分の一の時間は崖上での推理、犯人の告白にあてられる。恐らく構成として現在作られている火サスなどのテレビドラマの雛形のひとつになっているのだろう。

冬の日本海、能登に降るとても雪らしい雪に感心する。西村晃の死に際に火鉢からスーっとあがる灰、有馬稲子の死に顔の静かな迫力が印象深い。

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影の車

野村芳太郎『影の車』
『震える舌』でも見られた、高度経済成長前後の日本の風景。建設工事中の荒れ地、立ち並ぶ団地。そんな風景を出発点に内なる闇を描き出す、『震える舌』ほど自覚的ではないものの、ミステリーというよりホラーに近い感触の作品。窓の外で笑うケンちゃんはなかなかの迫力だった。
妙齢の岩下志麻が何とも美しく、そして加藤剛は何ともいやらしかった。ラスト、取調室での加藤剛はアラン・ドロンのようでもあったが。

何はともあれ東京を舞台にした映画を観ると、風景を見るのが楽しくていい。


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月館の殺人

綾辻行人×佐々木倫子『月館の殺人』上下巻。
少々風変わりなコンビによるミステリー漫画。まんが友達(笑)が面白いからといって貸してくれたので読んでみる。

佐々木倫子がミステリーに挑戦するのか大丈夫なのか、と思いつつ読み始めてみたが、それは杞憂に過ぎず、そこにはいつものぎこちない絵に乾いたユーモアが散りばめられた佐々木ワールドが展開されていた。そしてしっかりと綾辻ワールドも踏襲され、この分量にしてミステリー小説を一冊読んだような読後感も味わえてうれしい。