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忘れないように書いておく

Date : 2007年11月

2007.11.23[金] Quante volte... quella notte(Four Times That Night )

百円レンタルものもまだ残っているけれど、ちょっと置いといて
マリオ・バーヴァ『Quante volte... quella notte(Four Times That Night )』
をイタリア版で観る。

いやあ、軽い気持ちで観始めたんだけれど、
軽い気持ちのまま観進んで、
軽い気持ちのまま心地よい爽快感に包まれる、
そんなとてもとても面白い映画だった。

「その夜の四つのお話」とでも訳したらちょうど良いのだろうか、
お話の内容は、
一人の男が公園で犬の散歩をしている女性ティナに目を留め、
声をかけ、それに応じたティナと男は遊びに出掛け、
その帰り彼の家へで過ごす。
その結果、彼女のドレスは引き裂かれ彼の額には引っ掻き傷が出来る。

その夜の出来事を、
ティナは母親に、男に無理矢理強姦されたと語り、
男は友達に彼女とホットな夜を過ごしたと語り、
男の部屋をのぞいていたドアマンは隣人を交えた乱痴気騒ぎだったと語る。

それぞれの言い分が映像で描写されたあと、
ロールシャッハテストの図柄を携えた精神科医が登場し、
真実とはひとつではなく、観る人によって異なるのだと語り、
しかし事実は実は退屈なもの、とばかりに
二人の間に特別な関係は生まれなかったとする映像が示される。

『羅生門』的な語り口を持ち込んだバーヴァ版艶笑劇といったところ。
この時期のイタリアだとベルトリッチの『殺し』も
同じく真実は薮の中方式で殺人事件を語っていたけれど、
それをセックスコメディでやってしまうのが何とも痛快で楽しい。

バーヴァが偉いのか脚本家が偉いのかイタリアが偉いのか、
その全ての功績なのか、まあ判然とはしないんだが、
とにかく時間を忘れて楽しめるのは確か。

イタリア版でそれほど画質が良くないのは少々残念でもあるけれど、
バーヴァ印のドギツイ色使いの画面も堪能出来るし文句はない。

こういう映画もあるんだなあ。

とてもいい。



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