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Quante volte... quella notte(Four Times That Night )

百円レンタルものもまだ残っているけれど、ちょっと置いといて
マリオ・バーヴァ『Quante volte... quella notte(Four Times That Night )』
をイタリア版で観る。

いやあ、軽い気持ちで観始めたんだけれど、
軽い気持ちのまま観進んで、
軽い気持ちのまま心地よい爽快感に包まれる、
そんなとてもとても面白い映画だった。

「その夜の四つのお話」とでも訳したらちょうど良いのだろうか、
お話の内容は、
一人の男が公園で犬の散歩をしている女性ティナに目を留め、
声をかけ、それに応じたティナと男は遊びに出掛け、
その帰り彼の家へで過ごす。
その結果、彼女のドレスは引き裂かれ彼の額には引っ掻き傷が出来る。

その夜の出来事を、
ティナは母親に、男に無理矢理強姦されたと語り、
男は友達に彼女とホットな夜を過ごしたと語り、
男の部屋をのぞいていたドアマンは隣人を交えた乱痴気騒ぎだったと語る。

それぞれの言い分が映像で描写されたあと、
ロールシャッハテストの図柄を携えた精神科医が登場し、
真実とはひとつではなく、観る人によって異なるのだと語り、
しかし事実は実は退屈なもの、とばかりに
二人の間に特別な関係は生まれなかったとする映像が示される。

『羅生門』的な語り口を持ち込んだバーヴァ版艶笑劇といったところ。
この時期のイタリアだとベルトリッチの『殺し』も
同じく真実は薮の中方式で殺人事件を語っていたけれど、
それをセックスコメディでやってしまうのが何とも痛快で楽しい。

バーヴァが偉いのか脚本家が偉いのかイタリアが偉いのか、
その全ての功績なのか、まあ判然とはしないんだが、
とにかく時間を忘れて楽しめるのは確か。

イタリア版でそれほど画質が良くないのは少々残念でもあるけれど、
バーヴァ印のドギツイ色使いの画面も堪能出来るし文句はない。

こういう映画もあるんだなあ。

とてもいい。



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地獄の変異

引き続き百円、ブルース・ハント『地獄の変異』を観る。

去年は『ディセント』とという地下ホラーの傑作があったんだけれど、
その影に埋もれてか公開したことすら気づかなかった、
こちらも地下洞窟を舞台としたモンスターホラー。
まあ気づかなかったのは自分の情報収集のムラによるものか。

特に何の期待も抱かず観ていたのでそこそこに楽しむことが出来た。
エイリアンタイプの怪物にあまり興味はそそられることもなく、
キャラクターにもプロットにも特に驚きは感じなかったけれど、
ちゃんと作ってるなあ、というところで。
まあハードルも下がっていたし。

ちなみに主演のコール・ハウザーは昨日観た、
『ハニーVS.ダーリン』では主人公の変態弟役の人だった。

だからどうという訳ではないけど。

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ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き

ペイトン・リード『ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き』

これは以前ショウビズで見て、ああ観たいな
いつ頃公開だろうなあ、と思っていたらやっぱり未公開。
このキャストで未公開はちょっとまずいんじゃないか。

しかし観てみたらちょっとがっかり。
前半の二人のちぐはぐぶりははなかなか面白いんだけど、
後半のちぐはぐぶりは笑っていいのかどうなのか微妙なノリ。

製作・原案がヴィンス・ヴォーンてのがちょっと怪しい。

ジェニファー・アニストンはいいんだけど、
やっぱり後半でキャラの動きがよくわからなくなる。

あと関係ないけどジェニファー・アニストンって
ダスティ・ホフマンに似てる気がするんだがどうだろう。
途中からダスティ・ホフマンにしか見えなかった。


なんにしてもやはり公開はしてほしい。


| 映画 | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブギーマン

スティーヴン・ケイ『ブギーマン』を観る。

いわゆる『Haloween2(邦題ブギーマン)』とは全く関係ない、
アメリカの都市伝説的妖怪ブギーマンを題材にしたホラー。

「クローゼットの中にはモンスターがいる」
っていうのはアメリカの子供が怖がる常套句なんだろう。
それを逆手に取ったのが『モンスターズ・インク』だった。
そしてそれを順手に取ったのがこの映画。

それはいいとしてこの映画、正直言って
そこそこ期待していただけに全体的にイマイチ。

ティムが時空間をすっとばして移動し始めたり、
ジェシカが蛇口から出て来たりするあたりは楽しかったが。

言ってみればティム青年の心の旅に付き合わされている感覚。
いろんな描写自体にもうちょっと面白さがあったら、
もっと楽しめたような気がするのだけれどなあ。



| 映画 | 15:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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悪魔とダニエル・ジョンストン

引き続き百円レンタルの中から
ジェフ・フォイヤージーク『悪魔とダニエル・ジョンストン』を観る。

これも観にいくつもりまんまんだったにもかかわらず行けなかった。
なんか最近こんなのばっかだ。

ダニエル・ジョンストンの唄は前から聴いてはいた。
映画の中でも触れられていたカート・コバーンのTシャツの時ではなく、
たぶん『KIDS』で使われていた曲を聴いたのが最初。

その後、聴くことの出来るアルバムは聴いたりしていたけれど、
そのときはあまりピンと来てはいなかった。

で、今回この映画を見て、いいなあと思った訳だが、
それはやっぱり歌詞を見ながら聴いていたのが大きいかもしれない。
あと、やっぱり最初聴いた時から数年経って色んな音楽を聴いて
自分の耳の受け皿が多様に広がってきたこともあるかもしれない。

なんにせよもっかい聴きなおしてみようと思う。

ところで映画の中で何回かブライアン・ウィルソンとの
共通点の話が出て来ていて、ああなるほどと思ったのだが、
自分的にはシド・バレットを思い出していた。

みんなショービジネスの世界と折り合いがつかないわけだけれど、
ショービジネスの中にしか家族がなかったブライアンに比べ、
田舎で家族と絵を描きながら暮らすことのできる(た)、
ダニエルとシドは実は幸せだったのではないか、なんて思った。

とするとやはり一番業が深いのはブライアンということになるのか。


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ロッキー・ザ・ファイナル

その百円レンタルの中から、唯一の準新作タイトル、
シルヴェスター・スタローン『ロッキー・ザ・ファイナル』も観る。

公開に併せて連続放映していたロッキー全五作を、
必死こいて全部観たにも拘らず、劇場には脚を運ばなかったので。
というか『ロッキー5/最後のドラマ』を観終わった時点で、
その出来のあまりのひどさに燃え尽きてしまっていた。

しかしこのファイナルは想像以上の出来で楽しめた。
個人的にはシリーズ中『ロッキー』『ロッキー2』に次ぐ出来。
まあすでに自分の中では4と5は論外なんでアレだけど。

ただ何が良かったと言われても、
フィラデルフィアの街がいいよねえ、
などと少々目が泳ぎ気味な返答しか出て来ないかもしれないが。

しかしいつも気になるんだけれど
ロッキーってなんかいつも練習が付け焼き刃じゃない?

パーパパパーパパッパパーのモンタージュは
一体どれほどの時間が流れているのを示しているのか、
それをおれが受け止めきれていないだけなのか。


とにかくフィラデルフィアの寒そうな空気が良かった。

ということで。

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モテる男のコロし方

近所のビデオ屋が百円だったので山ほど借りた中から
ベティ・トーマス『モテる男のコロし方』を観る。

成瀬を観る時間も至福だけれど、
やはりこういう映画を観る時間も至福。
映画を観る時間に貴賤なし、と言っておく。

学園のモテ男に弄ばれた三人の女の子が、
地味な女の子をモテ女に変身させて復讐する学園コメディ。

チア、秀才、動物愛護に普通の女の子。
その4人の女の子の掛け合いが非常に楽しい。
ここにゴスな子が加われば学園の女子ジャンル総なめだけれど、
ゴスッ子はその性質上遠くから静観しているだけ。
実際そんな描写もいくつかあった。

しかしアメリカの学園ってのはホントに、
キャラクターのバラエティに富んでいる。
日本で同じことやろうとしてもなかなか苦労するんだろうな。

そしてそれが関係あるかどうかわからないけれど、
この映画は日本未公開。
コメディがあたらないという言い分もわかるが、
あまりにも公開しなさすぎ。
韓国のラブコメを上映してこれを上映しない
というのはいかがなものか。
韓国のラブコメを否定はしないが、
何が何でもアメリカのラブコメを上映しない
というのはいかがなものか。

とにかく映画館でかけてくれないかなあ。

こいうのこそ。



| 映画 | 01:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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女の中にいる他人 

成瀬巳喜男『女の中にいる他人』を観る。

おととし必死こいて成瀬特集を録画しておいて、
本当に良かったと思う。

ひょんなことから友人の妻を殺してしまった男と、
その妻と家族を中心としたミステリー映画。


さゆりの闇が田代の闇を呼び、
田代の闇が雅子の闇を押し広げ、
そしてひとり杉本は闇から目を背け続ける。

それは女が始め、結局女がけりを付ける。
男は木偶の様に彷徨うだけだ。

田代(小林桂樹)が妻の雅子(新珠三千代)に
薄暗いトンネルで自らの罪を告白するシーン。
新珠三千代の顔のアップが、
前回書いた『コタンの口笛』の隣の婆さんの
死に際の顔と同じように恐ろしかった。


男の闇は内に向くが、女の闇は外へ向く。

「女は怖い」というのはそういうことかもしれないなあ。

などと思う。





| 映画 | 14:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コタンの口笛

以前録画しておいた成瀬巳喜男『コタンの口笛』を観る。

様々な差別を受けるアイヌ民族の姉弟の苦悩を描く。
クラスメートからのイジメを始め、隣家の幼馴染フエの失踪、
そしてフエの祖母の死、父親の失業。

物語が展開するにつけ姉弟の悲劇は
これでもかといわんばかりに加速していく。

父親の失業をきっかけに姉はアルバイトの口を見つけ、
弟も小遣い稼ぎに知り合いの手伝いを始める。

そして父親は酒を止め、待望の仕事が見つかり、
家族三人は貧しいながらも結束を固め、
幸せを感じるひと時を過ごすのだが…。


夜な夜な号泣。


しかし隣の婆さんの死に際の顔は恐ろしかった。


| 映画 | 20:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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おんな牢秘図

そろそろ二ヶ月ほど劇場で映画を観てないことに気づき、
リハビリとばかりに近場へ出掛ける。
国原俊明『おんな牢秘図』をラピュタで。

とりあえずやはりスクリーンで観る映画は良い。

そして生首で始まる内容も悪い訳がない。

江戸版アルカトラズからの脱出女囚篇、というところ。

アヘン中毒でふらふらしたフジ隊員や
度胸が据わってるんだかなんだかわからない北島マヤ、
中途半端な存在感の花柳幻舟も堪能出来た。

タイトルバックがナマクビー。





| 映画 | 00:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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妖艶毒婦伝 般若のお百

石川義寛『妖艶毒婦伝 般若のお百』を米盤DVDで。

今朝観た。結構すっかり忘れた。

うーんヤバい。

ホントに忘れた。

富三郎が出てたのと意外に拷問が激しかったのと。

忘れた。

| 映画 | 00:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Hot Fuzz

『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト最新作
『Hot Fuzz』を韓国版DVDで観る。日本語字幕、吹き替え付。
特典にもすべて字幕がついているので音声解説まで全部観てしまった。

仕事が出来過ぎて周りから疎まれるニコラスは
上司の画策により田舎町へと転属させられてしまう。
そしてその一見平和に見える田舎町でニコラスは
多発する奇妙な事故の数々に疑問を抱き始める。
と、導入はそんな感じ。

ひと言で言えば『ウィッカーマン』(エドワード・ウッドワードも出演)、
その後『ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌』みたいな。

まあ音声解説では色々と参考にした映画があがっていたけれど、
観ていて思ったのは上記の映画。
あと、もろトニー・スコットなシーンもいくつか。

『ショーン〜』ほどの衝撃はなかったけれど、
楽しい映画だったので是非日本公開してほしい。
でも、日本語吹き替えまで既に製作されているということは、
きっとスルーなんだろうな。


『ショーン〜』と併せてどっかの劇場で上映しないもんだろうか。



| 映画 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バンジージャンプする

某映画評論家氏のブログを読んで興味を持ったので
キム・デスン『バンジージャンプする』をDVDで観る。

安かったので日本語字幕付韓国盤DVDを購入。300円。

純愛を描く為に韓国はここまでするのかあ、
と口を半開きで呆けた顔になってしまうようなプロット。

内容についてはめんどくさいので書かないけれど、かなり衝撃的。
韓国純愛エクスプロイテーションとでも言うべき、
純愛モノの皮を被ったとんでもないオオカミさんだ。


久々に韓国映画ブームが来るかな。
でも金が無いから無理かな。



| 映画 | 13:31 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界大戦争

ずいーぶん前に録画しといた、松林宗恵『世界大戦争』を観る。

平和な、平凡なひとつの家庭の生活の描写と平行して、
世界の情勢が全面戦争へと傾き、世界が滅亡するまでを描いていく。

いま、世界戦争というと半ば現実感に欠ける想像の中のもののようだけれど、
これは1961年の作品だから戦争というものが生々しい現実として
未だ人々の心に横たわっているだろう時期。

反戦のメッセージとして製作された映画なのだろうが、
やはりラスト、世界が滅亡してしまうというのは衝撃的。

しかし、フランキー堺を家長とする平凡の家庭の描写が良い。
別に現在ブームの昭和三十年代あたりの風景を再現し
ノスタルジーとして捕らえるやり方を否定する気はないけれど、
そんなら昭和三十年代の映画を観れば良いのでは?
と思ってしまうのは、どうなんだろう
後ろ向きな考え方なんだろうか。

| 映画 | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブレイン・マシーン

なんだか分からないけれど安いからとりあえず買ってみたものの、
なんだか分からない故にわざわざ観るモチベーションがあがらず
ほったらかしになっているビデオシリーズに手をつける。

ツタヤが半額になっているのがわかっていても
あまりの金の無さで手を出せないから。

で、とりあえず
ジョイ・N・ホーク・Jr『ブレイン・マシーン』を観る。
なぜか朝から。

70年代のSFらしい独特のよさげな雰囲気はある。
低予算がゆえに密室勝負の設定、
チープな舞台装置も悪くない。

しかし特に何も印象に残らず。

パスタにキムチチャーハンの素をかけて食ったらうまい、
ということを再認識した朝食のことしか覚えていない。

でもちょっとしょっぱい。



| 映画 | 20:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒア&ゼア・こことよそ

その温泉旅行の前日、言ってみれば一昨日の夜なんだが、
予想通り、遠足前の小学生状態の陥り、なかなか眠れず、
しょうがないから何か映画でも観始めてしまえば眠くなるだろうと
以前購入したものの未見だった
ジャン=リュック・ゴダール『ヒア&ゼア・こことよそ』を観始めた。

語られている対象に関しては無知な自分であるし、
この時期のゴダールをしっかりと観ていないという二重の無知が故に
「眠くなるため」の材料としても持ち出してしまった訳だが
それは完全に大きな間違いだった。

そこにあるのはやはりゴダールの画面と音であって、
うっとりしたり不意をつかれたりかき乱されたりで、
あっという間に全て観終わると、得も言われぬ気分になり、
完全に眠りのタイミングを逃してしまった。

やはりゴダールは軽い気持ちで手を出すと危ないな。
寝るためだけならジェス・フランコ程度にしておけば良かった。

そして眠い目をこすりながら旅行へと旅立ったのでした。



| 映画 | 18:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界の感じかた

リフレッシュ、というか遊びに、伊香保に一泊旅行。
泊まったホテルの部屋はビジネスホテルのような
ちょっと味気ないところだったがまあ安いんだしこんなもんだろう。
しかし、ちょうど肌寒くなってきた外気に触れての露天風呂は
なかなか良い感じで、深夜、早朝と何回も浸かる。リフレッシュ。

それはそれとして、温泉場のほど近くの伊香保グリーン牧場内に
原美術館の別館、ハラミュージアムアークがあったので行ってみる。

開催されていたのは
「原美術館コレクション 世界の感じかた」という所蔵展。
戸谷成雄、草間彌生、宮島達夫、河原温、
アンディ・ウォーホル、ギルバート&ジョージ、クリストetc…、
現代美術の重要作家の作品がずらりと並んだなかなか贅沢なもの。

その中でもビデオアートのパイオニア、
ナム・ジュン・パイクの諸作が印象深かった。

今回展示された作品はビデオアートにあらず、
がらんどうのテレビの中に蝋燭が一本立ててある立体作品を軸に、
平面に描かれた五枚の作品が並列された複合的な作品。

ビデオ、テレビ、映像、全てそれはひとつの光である。
しかも蝋燭の火のように、煌煌とではなく、
揺れながらある際限のある時間を照らすものだ。
別に、肥大化しグローバル化したTVや映像への批判、
などというものでもなくただ単にパイクにとっての
映像、とはそんなものであったのかな、と思う。

そして、がらんどうのテレビから抜け出した映像は、
雑多なものや純粋なものを混ぜこぜに内包し、
ユーモア溢れる平面作品となって表されていた。

これも、あるひとつの「世界の表しかた」。

興味深い。



| それ以外 | 18:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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