2007.11.19[月] 女の中にいる他人
成瀬巳喜男『女の中にいる他人』を観る。
おととし必死こいて成瀬特集を録画しておいて、
本当に良かったと思う。
ひょんなことから友人の妻を殺してしまった男と、
その妻と家族を中心としたミステリー映画。
さゆりの闇が田代の闇を呼び、
田代の闇が雅子の闇を押し広げ、
そしてひとり杉本は闇から目を背け続ける。
それは女が始め、結局女がけりを付ける。
男は木偶の様に彷徨うだけだ。
田代(小林桂樹)が妻の雅子(新珠三千代)に
薄暗いトンネルで自らの罪を告白するシーン。
新珠三千代の顔のアップが、
前回書いた『コタンの口笛』の隣の婆さんの
死に際の顔と同じように恐ろしかった。
男の闇は内に向くが、女の闇は外へ向く。
「女は怖い」というのはそういうことかもしれないなあ。
などと思う。
おととし必死こいて成瀬特集を録画しておいて、
本当に良かったと思う。
ひょんなことから友人の妻を殺してしまった男と、
その妻と家族を中心としたミステリー映画。
さゆりの闇が田代の闇を呼び、
田代の闇が雅子の闇を押し広げ、
そしてひとり杉本は闇から目を背け続ける。
それは女が始め、結局女がけりを付ける。
男は木偶の様に彷徨うだけだ。
田代(小林桂樹)が妻の雅子(新珠三千代)に
薄暗いトンネルで自らの罪を告白するシーン。
新珠三千代の顔のアップが、
前回書いた『コタンの口笛』の隣の婆さんの
死に際の顔と同じように恐ろしかった。
男の闇は内に向くが、女の闇は外へ向く。
「女は怖い」というのはそういうことかもしれないなあ。
などと思う。
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