FC2ブログ

忘れないように書いておく

 

2007.12.17[月] 妖艶毒婦伝 人斬りお勝

中川信夫『妖艶毒婦伝 人斬りお勝』を北米盤DVDで観る。

以前観た同じ宮園純子主演のシリーズ1作目『妖艶毒婦伝 般若のお百』が
自分の中であまりにもぱっとしない印象だったのでなかなか観ないでいた2作目。

これがしかし、いやあ、面白かった。
中川信夫はやっぱり偉い人です。

殺陣はキレで勝負するというよりキメキメの構図がカッコ良いという印象。
序盤の見せ所、お勝とお咲が騙され売り飛ばされる女郎屋でのシークエンス。
舞台装置、空間設計、殺陣、演出、全てが渾然一体となった素晴らしい場面。
これぞ映画を観る楽しみであるなあと、しばし興奮する。

しかしそこまでで序盤。
中盤、場をさらう若山富三郎の存在感がスゴい。
存在感もスゴいんだがその剣さばきはもっとスゴい。
あれではお勝が剣の達人であるという設定が吹っ飛んでしまう。
しょうがないのだが、アレを観たら宮園純子の殺陣など
スローモーションのように見えてしまう。
ホントにスゴい。

まあでもそこは中川信夫の演出によって、
お勝の剣さばきもなかなかカッコ良く見えるようになっている。

しかし中川信夫監督という人は、
シネスコの画面を活かす演出がうまいなあと思う。
お勝と父親が拷問される場面や、女郎屋のシーン、道場での決闘等、
横を広く使いつつ、高きと低き、手前と奥の空間も
存分にいかして素晴らしい画面が出来上がっている。


そんなこんなで予想外に、あまりにも出来のいい映画だったので、
序盤に谷から転げ落ちる近藤正臣のことなどすっかり忘れてしまったよ。




スポンサーサイト



Comment






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://sigh93.blog70.fc2.com/tb.php/171-89a12f7d

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

sigh

Author:sigh

twitter

last.fm

検索フォーム

広告

広告

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブロとも申請フォーム

Copyright © sigh