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2007.07.21[土] 無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ

昨日は異様な盛上りを見せていたのだけれど結局、一時間ほど観たところでさすがに限界となり寝てしまった。ので引き続いて今日、池広一夫『無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ』、シリーズ最終作を観る。例によってネタバレ。

男達に手ごめにされそうになっている女、お八重を助けた丈吉は忠治を探し甲州路を旅していた。その道中丈吉は、忠治より丈吉殺しの依頼を受けた風車の小文治という男が、こちらもまた男に襲われそうになっている女、おはるを助けるため下初狩の唐三親分の客人である浪人と勝負しているところに遭遇する。小文治はその男が丈吉だという事を確認するがすぐに勝負はつけず、道連れとなり甲州路を進む。しかし小文治は胸の持病が悪化し病に伏せる。丈吉は小文治の看病をするが屋外ではなす術もなく、小文治が助けた女が女将をつとめる旅籠へと連れて行く。なんとか匿ってもらうことになるが、しかし唐三親分の息のかかった縄張りの中で、二人はつけ狙われる。そんなある時おはるが唐三親分にさらわれ、小文治は助けに向かうが失敗し、殺されてしまう。丈吉は無念の思いを抱き旅を続ける。

まず、昨日観始めて、ああ無理して朝まで観てて良かった、と思ったのがお八重=安田道代の登場。この時期になると少々歳をとってきたかなという感慨もないではないけれど、安田道代は出てくるだけでご褒美だ。

しかし今回はトリロジー最終章なはずだけれどなにか番外編のような内容にちょっと唖然。前作、前々作で出てきたキャラはほとんど出て来ず、大ボスだと思っていた忠治も出てこないまま映画は終わる。しかも今回初登場の風車の小文治=夏八木勲がかなりフィーチャーされていて主役かと見紛うばかりの活躍っぷり。
ちなみに必殺技は腕をぐるぐる回した挙句の包丁投げという、子供が考えたような味わい深いもの。

お八重が嫉妬するほどの友情を発揮する丈吉の中で、忠治に対する復讐の念に某か変化があったのか、小文治と過ごす時間の中で昇華されるものがあったのだろうか。男色に開眼したのだろうか、うんぬんかんぬん。
まあ何はなくともこれでシリーズは終わり。原作読んでみようかな。

あとスプラッター度は、前二作に比べて格段にアップ。これならスプラッタ時代劇と胸を張っていえる出来。何だ出来るじゃんと一瞬思ったが、待てよ前二作はあえてやらなかったのではないだろうかとも思う。邪推するに、プロデューサー的には『子連れ狼的』な鮮血飛び散る時代劇をやりたかったが、前二作の撮影監督であらせられる宮川一夫大先生はそういった描写に難色を示したのではないかと考える。今回の撮影は岡崎宏三なのでプロデューサーの思惑通り血みどろにすることが出来た、ということかもしれない。検証のため同じく宮川大先生が撮影を担当された『子連れ狼 親の心子の心』を観てみようかなと思う。

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